
活動報告
【喫茶去】9/28 茶の湯体験 in 京都(京都「守破離」)

9月の茶の湯体験は、新しい価値を創造する場として京町家をリノベーションしたレンタルスペース「守破離」で開催し、11名とふたりの赤ちゃんにお越しいただきました。
カリフォルニアと東京で生まれた赤ちゃんたちは、この日をきっかけに幼なじみとなり、ほのぼのとした雰囲気のなか、お茶会が始まりました。アメリカからのお客様は、和装に着替えてご参加くださいました。
主菓子は、きんとん「萩」、上用「仲秋」、外郎「桔梗餅」(嘯月)の三種からお選びいただき、テーブル席で召し上がったあと、お茶室でお濃茶をお楽しみいただきました。正座が苦手な方には立礼席をご用意しましたが、畳で足を崩してお座りになり、間近でお点前をご覧になりました。
カリフォルニアでお茶のお稽古を始められた参加者のおひとりには、四畳半の小間でお点前をお願いしました。初心者ながら凛とした所作で、ご家族のみなさまに薄茶を点てていただき、一座を和やかに包みました。
薄茶のお菓子には鍵善良房の銘菓「濤々(とうとう)」をご用意しました。会場の「守破離」は聖護院蓮華蔵町にありますが、すぐ近くには1903年創業の京菓子老舗「京華堂利保」がありました。「濤々」はこの店の代表的なお菓子でしたが、3年前に閉店となりました。官休庵御用達の、釜の湯が沸く音を表現した名前の銘菓をなんとか残したいと、祇園の鍵善良房が引き継いだものです。
抹茶は会場から徒歩圏の柳櫻園茶舗から、濃茶は「楽寿の昔」、薄茶は「清友の白」、いずれも表千家猶有斎宗匠御好です。
京都在住の兵働菊乃さんをお招きし、薄茶点前の体験をご指導いただきました。菊乃さんは、京指物師のご主人特製の桐の茶箱を携えて、京都の鴨川をはじめニューヨークのセントラルパークやパリのエッフェル塔近くの桐の並木道など、国内外で多くの人たちにお茶を点てておられます。彼女の体験談を交えながら、楽しい茶の湯体験となりました。
アメリカからいらした方が多かったので、海外でも気軽にお抹茶を楽しんでいただけるよう、シェイカーを使った冷茶の作り方をご紹介しました。袴姿でシェイカーを振る様子はとても新鮮に映り、お試しいただいた味も好評でした。
後半は、ミニ茶事のような形式で幕の内弁当とお椀をお出しし、会場の名にちなみ京都の清酒「守破離」を添えました。食事の後は再び茶室に戻り、濃茶をいただき、穏やかで充実した一日を締めくくりました。
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