【つくる】10/12 組みひもと結びのお守り
茶道・着付け・結び教室を主催する相羽尚子先生を講師としてお迎えし、18名の参加者、2名のオンライン参加者と共に「結び」や蚕について学び、組みひもを体験、お守りを作りました。
2月に開催されたイベントが好評だったのでそのリクエスト開催でした。
柿の葉寿司で小腹を満たしていただき、一幸庵の「菊華餅」と抹茶でまずは一服。
講座は、相羽先生による「結び」の歴史、使われ方、語源、種類、意味についての詳細な説明から始まりました。「結び」は、古来より衣食住に欠かせないものであり、五穀豊穣を願う祈りや、平安時代には教養としても重要なものだったこと、伝統的な形として今も身近な水引きやしめ縄などのさまざまな「結び」の意味、そして今回は絹についての詳しいお話も加わり、短い時間でしたが、相羽先生の濃密なお話には、ご参加の皆様も改めて日本の文化への誇りと知的好奇心を刺激されたご様子でした。
会場には前回同様絹糸で紐を組み上げる丸台もお持ちいただき、デモンストレーションを見学したあと、順番に組みひも体験をさせていただきました。木製の丸台と絹糸を巻いた玉がコロンコロンという優美な音が会場に響きました。
「結び」のワークショップでは、参加者がお好みの組みひもを選び、総角(あげまき)結びに挑戦し、お守りチャームを作成しました。教えていただいた漢字の「人」型の総角結びは魔除けとしての意味を持ち、古くは鎧の背にも用いられていたそうです。
参加者おひとりずつにご用意いただいた組みひもは組んで仕上げるのに1本2時間もかかり、お蚕さんの命や結びに込められた意味を感じながら、お守り作りに熱が入りました。
初の試みとして、今回は高知とオーストラリアからもオンラインでご参加いただきました。
最後にお一人お一人からご感想をいただき、皆様から相羽先生への感謝の言葉と共にお開きになりました。
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