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Project Reports

【喫茶去】6/7 茶の湯体験ワークショップ@FEWtureカンファレンス(東京都、大手町)

20240607

非営利法人FEW Japan主催のFEWtureカンファレンスで茶の湯体験ワークショップを担当しました。パワフルに活躍する女性たちが世界各国から集まるこのカンファレンスの共通言語は英語なので、グローバルな視点のシナリオを英語で準備しました。

会場はフォーシーズンズホテルのチャペルで、カーペットの上に畳を二畳敷き、風炉釜と雪輪棚、水指を置き、掛け軸を掛け、茶花を飾りました。まずは、茶の湯の静寂を味わっていただくために、解説を控えてお点前を行いました。参加者からお一人を次客としてお迎えし、お菓子(青楓、錦玉)とお抹茶を正客の手本を見ながら楽しんでいただきました。

掛け軸に書かれた「茶禅一味」や、よく使われる「和敬清寂」「一期一会」などの言葉の意味や、お菓子の取り回し方、お抹茶の飲み方の作法についてもご説明しました。最初の一服は陰点ての薄茶を召し上がっていただき、二服目は参加者ご自身で点てて、ご自服の体験をしていただきました。お茶の点て方は、日本語が流暢な方や勉強中の方には、例えば茶筅の振り方をアルファベットの「M」と「W」、ひらがながわかる方には「い」「り」の筆順で、最後は「の」の字、または「O」といった具合に、バイリンガルで解説しました。

「20年も日本に住んでいるのに茶の湯体験は初めて」「お茶碗の模様が私のシャツと同じでうれしかった」「八女や静岡のような産地によってお茶の味は違うのか」「お茶会では掛け軸が楽しみ、テーマがわかるから」など、参加者から多くの質問や感想をいただきました。

「茶道を長く続ける人はどんな修行をしているのか」という質問もありました。茶道はおもてなしの心と日本の伝統文化を凝縮した総合芸術であり、自分と向き合い、五感を磨くことやマインドフルネスなど、長く続けられる要素がたくさん含まれています。主客との関係性もとてもおもしろく奥深い。くりかえしのお稽古で気づきが増え、作法を超えた深い理解が得られること、音楽など他の芸術と同様に知れば知るほど深く探求したくなると思います。なかなか一言でお答えできませんが、すてきな質問に感謝です。

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